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水系洗浄では使用した洗浄液やリンス水はそのまま外へ排出することはできません。
では、どのようにして処理をすれば良いのでしょうか?
本ページでは、2CRDシリーズでの水系洗浄における廃液の処理方法についてご紹介いたします。
2CRDシリーズでは1サイクルあたり約20L~30Lの廃液が発生します。
これは、洗浄ステップが終了したあとの最初のリンスステップ(スプレーリンス)で使用した水です。
手洗いで例えると、石けんでの手洗いが洗浄ステップにあたり、手についた泡を洗い流すのがスプレーリンスにあたります。
2CRDシリーズで洗浄やリンスを行った後の液はフィルターでろ過をして各タンクに戻します。
しかし、スプレーリンスステップの最初の数秒間~数十秒間のリンス水には洗浄ステップで使用したアルカリ成分が含まれるため、リンス用のタンク(純水)に戻すとタンク内にアルカリ成分が混入することになります。
そのため、スプレーリンスステップでの最初の数秒間~数十秒間で使用したリンス水についてはリンス用のタンクに戻すのではなく、排水することになります。
その他、メンテナンス時に洗浄用タンク内の液(洗浄剤をRO水または純水で希釈した液)とリンス用タンク内の液(純水)を全交換する際にもこれらを排水します。
なお、洗浄プロセス(洗浄条件)によっては、リンス用タンクに防錆剤を添加する場合があります。
排水する液は装置背面の廃水塔に一旦排出し、一定量が貯まった段階で排水ポンプにて外部に排出します。
排水ポンプから先については、装置据付時にお客様にて配管をポンプに接続して頂きます。
廃水塔・排水ポンプについては、2CRDシリーズ装置構成をご参照ください。
排出した廃液の処理方法については以下の方法が考えられます。
通常は産業廃棄物として処理に出すことが多いようです。
また、既に自社内で中和装置や廃液処理設備をお持ちの場合はそれらの装置を活用して処理を行う場合もあるようです。
近年では水溶性廃液の蒸留再生処理も注目されています。
水溶性廃液を蒸留再生装置で処理することにより、再生水を生成し、濃縮分については産業廃棄物として処理をします。
再生水はいわゆる蒸留水ですので、外部に排出できるレベルであればそのまま外部へ排出するか、工場内で再利用することもできます。
また、産業廃棄物処理をしていた場合は産廃コストの削減にもつながります。
ご興味・ご関心がございましたら、当社までご相談ください。
なお、廃液を外部へ排出する場合は必ず各地域の排水基準を満たしているか、ご確認をお願い致します。
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